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MediaPad M5 liteレビュー|約3万円で驚くほどの“ちょうど良さ”

約3万円で買えるミドルレンジモデル『MediaPad M5 lite』

スマートフォンよりは大きく、パソコンよりは小さい、タブレット端末。「少し大きいスマホ」というイメージを持っている人も多いかと思いますが、その立ち位置は微妙なところにあります。

 

というのも、「SNSや調べ物などの普段使いはスマホで充分」であり、「何かしらの編集作業や創作活動をするならパソコンのほうが良い」から。スマホとパソコンの中間的な位置にあるタブレットを、わざわざ買おうとは思えないんですよね。

 

そんななか、「普段使いにもちょうど良い」と評判を集めているタブレットがあります。片手でも問題なく持てそうな8インチサイズで、約3万円で購入できる商品ながら、最低限のスペックを持ち合わせている。

 

それがHUAWEIのタブレット『HUAWEI MediaPad M5 lite(8インチ・LTEモデル)』です。

デザイン

MediaPad M5 lite(8インチ・LTEモデル)のフロントイメージ

MediaPad M5 lite(8インチ・LTEモデル)は、HUAWEIのタブレット製品の中ではミドルレンジ向けのモデル。ハイエンドモデルである『M5』や『M5 Pro』よりはスペック面で劣るものの、エントリーモデルである『T5』よりは高性能。ちょうど中間層に位置する商品です。

 

価格はBIGLOBEモバイル価格で26,880円(税別)。これを安いと感じるか高いと感じるかは人それぞれかと思いますが、個人的には値段を聞いて驚きました。というのも、値段を知る前に端末を触って試していたのですが、とてもこの値段とは思えないほどしっかりとした外観で、しかも快適に操作できたからです。

端末の底面は、1つのアルミ板から作られた高級感と重厚感の漂うメタルユニボディ。

ですが手にとってみると、思いのほかスリムで手触りが良いことに驚かされます。重量感も見た目ほどは感じられず、しばらく手に持っていてもまったく疲れることがありませんでした。これなら持ち運びにも便利そうですね。

 

スリムで持ちやすい設計となっているため、スマホ感覚で、無理なく片手持ちすることも可能。ただし手の小さい女性などは持ち続けるのが難しく、少し重く感じられるかもしれません。それでも、想像以上にこの「手に馴染む」感覚は驚きでした。

サウンド・カメラ・ゲームの使い心地は?

本製品の大きな魅力のひとつとして「サウンド」面が挙げられます。

世界的なオーディオメーカー、Harman Kardonがチューニングを施したスピーカーを、端末の上部と下部に設置。大迫力サウンドを、外付けのスピーカーいらずで楽しめます。音質は言わずもがな、他のタブレットやスマホと比べて音に「広がり」が感じられるのが印象的でした。

一方で、カメラの性能については可もなく不可もなく。アウトカメラは約1,300万画素、インカメラは約800万画素で、人物撮影に特化したポートレートモードも使えます。

また、ズーム時にピンボケを改善する補正機能が付いている点はありがたく感じました。

そして何より、このMediaPad M5 liteをしばらく使っていて実感したのが、普段使いにおける「バランスの良さ」。

 

自分はこれまでずっと、タブレットがスマホの代わりになるのは難しいと考えていました。というのも、タブレットはスマホほど手軽に持ち運べないし、収納スペースが必要になるから。服のポケットに入れるには大きすぎるし、手で持って操作しようとすると基本的には両手が塞がってしまいます。

 

ですが、MediaPad M5 liteは違いました。サイズ・性能・用途といった点において、スマホのように手軽に使うことができると感じたのです。

何も特別な機能や魅力があるわけではありません。純粋に、「片手で持てて、持ち運びも容易で、操作性も快適で、サクサク動く」という、ただそれだけ。スマホのような気軽さで、しかしより大きなディスプレイでネットやアプリを使える。普段遣いに適したタブレットだと感じました。

 

また、『Pokemon GO』をはじめとするアプリを遊ぶのにもおすすめ。ハイスペックであることを要求されるアプリには向いていませんが、ある程度のゲームでしたら問題なく楽しめます。ただしジャイロセンサーは非搭載のため、『Pokemon GO』ではARモードが使えません。

まとめ

目立った機能や特徴は少ないものの、総合的に見て「バランスの良さ」と感じるタブレット。それがこの『MediaPad M5 lite』の魅力だと、自分は感じました。

 

高性能で高価なハイエンドモデルと、そこそこの性能で安価なエントリーモデル。その中間にあるミドルレンジモデルは中途半端な存在になりがちですが、本製品はその立ち位置において、驚くほどの「最適感」を実現しています。

 

約3万円という価格で、充分に満足のいく性能と使い心地。初めてタブレットを買おうとしている人や、それまでエントリーモデルを使ってきた人が2台目を検討する際には、本製品を選択肢のひとつとしておすすめしたく思います。

 

Contributor

けいろー

フリーライター。ネット大好きゆとり世代。趣味のブログをきっかけに依頼をもらうようになり、勢いで独立。書評・アニメ・グルメ・旅行など何でもござれ。

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