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光ファイバーは何年使える?不具合時の対応方法も解説

LIFE

2025/01/17

T.A
※本記事は作成時点の内容です。

大半の人は、光回線の利用を開始してからずっと同じ光ファイバー線を使用しているでしょう。

 

長年使用していると、どのくらいの期間、使えるものなのか気になる人も多いかもしれません。
現在は問題なく使用できていても、これから故障や不具合が発生する可能性もあります。

 

本記事では光ファイバー線の耐用年数や使えなくなる原因、不具合が発生したときの対応方法などを解説していきます。

光ファイバー線の耐用年数

光ファイバー線の耐用年数を考える際に、物理的耐用年数と経済的耐用年数という2つの観点から考える必要があります。

 

物理的耐用年数

物理的耐用年数というのは、物理的に劣化してしまったり化学変化を起こしたりして使えなくなってしまうまでの年数のことです。

 

光ファイバー線は一般的に設置から概ね15〜20年程度で物理的耐用年数を迎えると考えられます。

 

屋外に設置する光ファイバー線は常に紫外線や雨風などに晒されています。
そのような環境で使用することを考慮して、屋外用の光ファイバー線はシース材料で覆われているのが特徴です。
外的環境の影響が内部には及びにくく長持ちする仕組みです。

 

しかし、シース材料も長年外的環境に晒されていると劣化するため、内部のケーブルにも影響が出てきます。
そして、正常な通信が行えなくなるなどの不具合が発生し始めるのが設置から15~20年程度経過したくらいの時期と考えられます。

 

経済的耐用年数

経済的耐用年数というのは、光ファイバー線をそのまま使用し続けるよりも新しいものに交換するほうが安く済むようになるまでの年数のことです。

 

光ファイバー線が劣化してきても、補修や修繕をすることで、使用可能な年数を延ばせるでしょう。

しかし、補修や修繕には費用がかかります。
古くなった光ファイバー線を撤去して新しい光ファイバー線を設置するよりも補修や修繕のほうが高くつくようであれば、経済的耐用年数を迎えている状態です。

 

経済的耐用年数を迎えるまでの年数は、材料価格や技術の進歩状況、経済事情などに左右されます。
物理的耐用年数と異なり、具体的な年数で示すのは難しいです。

 

光ファイバー線が使えなくなる主な原因

物理的耐用年数や経済的耐用年数が到来していなくても、光ファイバー線が使えなくなるケースもあります。
では、どのようなことが原因で光ファイバー線が使えなくなるのか見ていきましょう。

 

自然災害による破損

屋外に設置されている光ファイバー線は自然災害の影響を大きく受けます。

 

台風であれば強風で煽られたり飛来物が当たったりして折れてしまうこともあるでしょう。
大きな地震が発生すると、電柱が傾くなどして光ファイバー線が断線する可能性があります。

 

台風や地震などに見舞われた際には、正常に通信できるかどうか確認してみましょう。

 

動物の行為による破損

動物の行為が原因で光ファイバー線が断線してしまうケースもあります。

 

たとえば、ペットを飼っている場合には、室内の光ファイバー線を噛んでしまわないように注意が必要です。
室内用の光ファイバー線は屋外用の光ファイバー線ほど丈夫ではなく、少し噛まれただけで折れてしまいます。
ペットが光ファイバー線を噛もうとすることが多いようであれば、ケーブルカバーなどを使用するのが望ましいでしょう。

 

また、屋外の光ファイバー線であれば、ネズミなどの野生動物に噛まれたり鳥がとまったりすることがあります。
屋外用は室内用よりも耐久性が高いため、すぐに使えなくなることはありませんが、劣化を早める原因になり得るでしょう。

 

外部からの衝撃による破損

エアコンダクトなどから光ファイバー線を引き込んでいる場合には、体や物などを引っかけてしまうことも少なくありません。
強い力が加わると曲がって折れてしまうことがあります。

 

分離型の光コンセントを床に置いている場合には、踏んでしまわないようにも注意が必要です。

屋外の光ファイバー線でも、一部がベランダなどにあると、体や物を引っかけて破損してしまうことがあります。

 

光ファイバー線が使えなくなったときの対処法

光ファイバー線に不具合が生じたり、使えなくなったりしたときには回線事業者に連絡しましょう

故障や不具合の状況について尋ねられ、自宅を訪問して光ファイバー線の状態の確認などが行われます。

 

耐用年数が過ぎていて修理や交換が必要だということであれば、基本的には無料で対応してもらえます。

 

耐用年数以外の原因による場合には、状況によって異なります。

有償での対応になる場合の費用は1万〜2万円程度です。

 

DIYで修理するのは危険

有償での対応になってしまう場合には、DIYで修理できないかと考える人もいるかもしれません。
しかし、一般の人が光ファイバー線の修理を行うのは危険です

 

屋外の高い位置で作業しなければならないため転落のリスクを伴います。

光ファイバー線の断線した部分からレーザー光が発せられることもある点にも注意が必要です。
目に当たって痛めてしまうこともあります。

 

安全面を考慮すれば、DIYで修理するのは避けたほうが無難です。

 

まとめ

光ファイバー線の耐用年数は通常なら15〜20年程度です。

しかし、自然災害や動物の行為、引っかけてしまったときの衝撃などにより耐用年数が経過していなくても使えなくなる場合もあります。

 

耐用年数が過ぎているかどうかにかかわらず、不具合が生じた場合には回線事業者に連絡して修理してもらいましょう。

 

Contributor

T.A

IT系やスマホの話題から、転職や節約術まで幅広いジャンルで執筆を手がけるWebライター。デジタルモノが好きで、新しいガジェットやWebサービスなどには目がない。

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