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ASUS ZenFone Liveレビュー|カメラ使ってみた

2017年7月に発売されたASUSのSIMフリースマホ最新機種「ZenFone Live」。

スマホで自撮りする際に、写真だけでなく、動画でも“盛れる”エフェクト機能が特徴の1台です。

 

ZenFone Liveの詳細はこちら

 

今回はASUS ZenFone Liveのカメラ機能に絞ってその特徴や魅力をご紹介。

「こんなに安いのに、ここまでできるの!?」と驚くこと間違いなしのカメラ機能に注目です。

目次

カメラ

まずはスマホ選びで欠かせないポイント、カメラの性能をチェック。

ZenFone Liveでは1,300万画素のメインカメラ、そして500万画素のサブカメラ(自撮りカメラ)を備えており、中でもサブカメラは被写体(人物)に美顔加工を施す機能「美人エフェクト」が静止画にも、動画にも適用できます。

 

今回はメインカメラ、サブカメラの両方について、実際に撮影した写真を紹介しながら性能をチェックしていきましょう。

メインカメラ

まずは背面に搭載された1,300万画素のメインカメラから。

いずれもオートモードまたはHDRモードで撮影した写真で、撮影後の加工はリサイズ(縮小)のみ。適当に撮影してどの程度キレイに記録できるのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

まずは晴れた日の日中に撮影した風景(HDRなし/HDRあり)を2枚。

 

HDRなしで撮影

 

HDRありで撮影

 

HDRなしでは全体的にやや暗めの仕上がりとなったものの、建物の窓枠や線路、看板といったところはディテールもくっきり記録でき好印象。

HDRありで撮り直してみると、仕上がりは全体的に明るくなり、目で見た姿により近い、自然な感じで記録できました。

 

続いてもう1パターン、晴れた日中に日陰で撮影した写真(HDRなし/HDRあり)です。

 

HDRなし

 

HDRあり

 

こちらはHDRなしで撮影したものも見た目にかなり自然な仕上がりに。ただし手前の両サイドに生える街路樹の表面が黒く潰れかかっていますね。

HDRありで再撮影してみると写真全体のバランスを崩さず、より明るい写真が記録できました。

 

次は色彩鮮やかでつい撮影してみたくなった花の写真。

 

 

ひとつの花でも花びらにより色の濃さが違うものでしたが、こちらも見た目は自然に記録できました。

 

このほか色の異なる花を撮り比べてみましたが、その中で感じたのが、ホワイトバランスの調整機能には甘さもあるということ。

下の写真は3枚とも同じシーンで撮影したものですが、フォーカスを合わせる位置により、色味がかなり大きく変わっていることがわかります。

 

 

 

 

他機種でもフォーカス位置によりホワイトバランスが変わりますが、この振れ幅がZenFone Liveは少し大きめ。

もし写真を撮る中で「色味が不自然」と感じることがあれば、ピントを合わせる位置を(色が異なる部分に)変えて探ってみるとよいですよ。

 

メインカメラのテスト、最後は食べ物。

 

 

適度に明るさがある環境で撮影しましたが、白いお皿の色でもわかるとおり、やや青みがかりが気になる仕上がりになりました。

“飯テロ”をするのであれば、もう少し暖色系に仕上がるとうれしいところ。

 

ZenFone Liveのメインカメラには残念ながら料理撮影に向くモードは搭載されていません。

ただしフィルターモードが用意されているので、撮影環境(光の当たり方など)の工夫が難しい場合は、フィルターをいろいろ試してみるのがよいかもしれません。

 

オートモードで撮影。全体的にやや暗く、もう少し赤みが欲しい

 

フィルターをかけて撮影。やや赤みが増し過ぎにも感じるが、さきほどよりは美味しそう

 

「どんなシーンでも手間をかけずさっと撮影!」というのは正直難しいですが、工夫も楽しむことができれば、価格以上の性能は備えているといえるでしょうね。

サブカメラ

次はサブカメラによる自撮りをチェック。

 

ZenFone Liveではフレーム内に映っている被写体(人物)の顔を認識し、美顔加工を施す「美人エフェクト】機能を搭載しています。

加工レベルは顔の大きさ、目の大きさ、肌のきめ、肌の色など細かく調整できます。

 

 

以下は肌のきめに関する加工レベルを少しずつ変えながら撮影した自撮り写真。

 

美人エフェクト(レベルゼロ)

 

美人エフェクト(レベル5)

 

美人エフェクト(レベル10)

 

すべて同じシーンにて撮影していますが、筆者の場合はレベルを上げるにつれ、ヒゲの剃り跡やほうれい線がより目立たなくなっていくことがわかります。

楽しくなってきたので、調子に乗って目の大きさも調整してみることに。

 

目がパッチリになり、印象が大きく変わった

 

目が大きくなると印象もかなり変わりますね。普段鏡で見慣れている顔と違うことに筆者自身は違和感を感じてしまいました(笑)。

 

が、目の周辺に不自然な加工跡などはなく、自然に“盛る”ことができる機能に仕上がっています。

サブカメラ(ストリーミング)

国内でも多く発売中のZenFoneシリーズですが、その中でもZenFone Liveに限られた機能となるのが「美人エフェクトLive」。

 

最近ではSNSでライブストリーミング(動画の生配信)ができるものもありますが、そういった際にリアルタイムで美顔加工が施せる機能となっています。

静止画の「美人エフェクト」とは異なり、こちらはレベルゼロ~10の11段階だけを選ぶおまかせ設定。顔のパーツごとの詳細な調整はできません。

 

美人エフェクトLive(レベルゼロ)

 

美人エフェクトLive(レベル10)

 

顔のパーツ個々の印象は変わりませんが、肌のきめがしっかり整えられたことで、まさに“美顔加工”といえる仕上がりに。

手間を掛けず、動画でも美顔効果をかけられることは、SNSでの自撮り共有の幅を広げてくれることでしょう。

 

美人エフェクトLiveで撮影した動画を共有できるサービスは、まだ限られています。それでも基本となるYoutube、Facebook、Instagramには対応。

 

 

このほか追加でインストールしたアプリの中では、Twitterも美人エフェクトLiveによる動画共有に対応していることを確認しました。有名どころはひと通りOKといえそうです。

カメラのポイント

いつもに比べて自撮りを試す(楽しむ)機会が多かったZenFone Live。

その中であらためて感じた“自撮りカメラ”としての魅力が2つあったので紹介します。

 

まずは小型・軽量設計の本体が非常に持ちやすいということ。

 

 

筆者は手が比較的大きい方なので、多少スマホのサイズが大きくなっても片手持ちで困ることはありませんが、手が小さい人にとっては大きなスマホを片手で構えるのは意外と疲れます。

その点ZenFone Liveは小さなサイズ、丸みを帯びた側面、本体の軽さにより、圧倒的に持ちやすくなっています。

より疲れず使えることにより、どんどん自撮りを楽しみたくなること、間違いなしでしょう。

 

またあわせて優れものと感じたのが、カメラ横のLEDフラッシュライト。フラッシュだけでなく、常時点灯させて照明として使えるんです。

 

 

こちらは日陰での撮影時に顔を照らす存在として活躍してくれました。光もキツイ眩しさはなく、ほんのり自然に照らしてくれます。まさに“自撮り用の照明”ですね。

 

サブカメラの性能、ここに加わる複数の機能を含めると、自撮りカメラとしては正直、高価なハイエンドモデルをも凌ぐポテンシャルを秘めていると思います。

自撮りをよく楽しむ人にとってはとくに、魅力を強く感じられるスマホといえますよ。

さいごに

他のZenFoneシリーズにはない独自機能を備えるとはいえ、税別19,680円(BIGLOBEモバイル価格)で購入できる機種がどこまでできるのか・・・実はこんな心配を抱きながら試しはじめたZenFone Live。

ただ実際に使ってみると、自撮り機能は予想を大きく超える仕上がり。自撮り好きにはウケること間違いなし!の1台でしょう。

 

一方でスマホとしての基本的な性能面では価格相応ともいえるため、ゲームをバリバリ楽しむなど、高い負荷をかけての使い方が想定される場合には、別の機種を検討してみることをおすすめします。

データ通信専用SIMカードでももちろん使えるので、例えば普段使うスマホと別に“自撮り専用の2台目”として購入を考えてみるのもよいと思いますよ。

 

ZenFone Liveの詳細はこちら

 

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※本記事の内容は2017年8月18日現在の情報です。

Contributor

まきはら とよかず

1986年生まれ。仙台在住。スマホなどに関心が強く、趣味で海外製品の個人輸入も。ややマニアなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」も更新中。

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