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アナログ×デジタルアプリ?
「撮ってすぐには見られないけれど、そこが逆に新鮮」と、旅行やイベントなどで、レンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)が再び人気を集めています。
そんなアナログ感覚をデジタルに持ち込んだのが「Dispo」。
撮った写真を一緒に振り返って見る、そんな楽しさを共有できる、写真とSNSのアプリです。
他のSNSとは違う魅力の「Dispo(ディスポ)」
Dispoは、撮った写真をアップして仲間同士でグループを使って見せ合う、写真系SNSです。
Dispoには、Roolsと呼ばれる、ほかのアプリでいうところの「アルバム」によく似た機能があります。
Roolsを作って、友達を招待すると、招待された人は、お互いに撮った写真を見たり、気に入った写真にいいねをつけたり、コメントを見たりすることができるようになります。
自分も誰かのRoolsに招待されると、そこで写真をシェアできるようになります。
例えば、パーティーやイベントでRoolsを作って、そこでDispoで撮った写真をお互いにアップすれば、イベントごとのアルバムができたり、グループでの写真がそこに溜まっていったりする、というわけです。
ビジュアル的にはRoolsはカメラのフィルムを模したデザインになっています。
フィルムを共有して写真を撮る、つまり、レンズ付きフィルムをみんなでひとつ持って、お互いにシャッターを押すイメージといえばいいかもしれません。
アップできるのは、「いま」撮影した写真だけ!
InstagramやTwitter、Facebookなど、一般的なSNSでは、撮影済みの写真をカメラロールから選んでアップできますが、Dispoでアップできるのは、いまDispoのアプリで撮影した写真だけ。
撮影した写真がどんなふうに撮れているかの確認も、アップするときにはできないようになっています。
なので、撮影した写真にフィルターを使ったり、文字やスタンプを施したり。そんな使い方もDispoはできません。
写真の確認ができないってどういうこと?
さらに、Dispoでは撮った写真が見られるのは、翌朝9時以降。撮影した本人も、すぐには写真を見られない仕組みになっています。
デジタルなのに、時間をおいてしか写真が見られないようになっているのは、使い捨てカメラで撮ったあと、現像に出すのと似ていませんか?
Dispoの名前の由来(Disposal:使い捨て)がここにあります。
これは、撮影しているその瞬間はその場を楽しみ、写真はあとで振り返って見るもの、という、アプリのコンセプトから来ています。
なので、Dispoで撮ったら、写真を見るのは翌朝のお楽しみ、というわけです。
使い方で気をつけたいこと
どんな写真がアップされるのか、アップ前には確認できない
Dispoでは、写真がアップされる朝9時まで、どんな写真が撮れていたのか撮影した本人にも分かりません。アップされてはじめて、撮影した写真が見られるようになります。
そのため、自分で撮った写真も、うまく撮れていたのか失敗したのか分からないままアップされてしまいます。また、気づかずに撮影された写真がアップされている、といった可能性もあります。
写真は、そこに映っている人の顔はもちろん、場所を特定できるものや、名前などの個人情報が含まれる場合もあります。
お互いよく知っている友達同士のグループなら問題なくても、他のRollsにアップしたり、公開の場所にアップしたりすることがないよう、気をつけましょう。
朝9時を楽しみに待つ
これまでのSNSやInstagramでは、それぞれが自分のタイミングで写真をアップできましたが、Dispoでは、写真が公開されるのは朝9時と決まっています。
その時間に一斉に写真がアップされるというのは、いままでのSNSやInstagramにはない感覚ではないでしょうか。
また、たくさん撮った写真のなかから、これぞ、という一枚を選んだり、加工したりすることはできません。
なので、逆にその1枚を撮ることに集中する、撮り終えたら写真のことはいったん忘れてその場を楽しむ。
翌朝、それぞれが撮った写真を見て、コメントで楽しかった時間を振り返る。
古くて新しい写真の楽しみ方で、思い出の時間を共有してみませんか。
- iOS版「Dispo」のインストールはこちらから(2021年7月現在、Android版アプリはリリースされていません)