WiMAX +5GとWiMAX・WiMAX 2+との違いとは?メリットやおすすめな人についても解説
2021年から提供されている、「WiMAX +5G」。それまでの「WiMAX 2+」の後継サービスとして登場し、現在はWiMAXの主要サービスとして広く支持を集めています。
今や5G通信の定番のひとつとして広く知られるWiMAX +5Gですが、具体的にはどのような特長があるのでしょうか。本記事では、メリットだけでなくデメリットについても言及しつつ、どんな人におすすめのサービスなのかを紹介します。
WiMAXからWiMAX +5Gへの変遷
WiMAXは、2009年に独自の通信規格を用いたワイヤレスインターネットとして日本国内でサービスを開始しました。
初期の「WiMAX」に始まり、2013年には高速化を実現した「WiMAX 2+」に移行。その後、長年にわたりWiMAX 2+を主要サービスとして展開してきましたが、2021年に5G対応の「WiMAX +5G」へと進化。現在はWiMAX +5Gを主要サービスとして提供しています。
WiMAX +5Gの最大の特長は、auの4G LTEおよび5G回線が標準で利用可能になった点にあります。これにより、WiMAXの弱点として指摘されていた、屋内や地下でのつながりにくさが大幅に改善されました。5Gの導入によって通信速度の理論値も向上しています。
また、大きな変革として挙げられるのが、かつて設定されていた「3日間で15GB」という一律の速度制限が撤廃されたこと。外に持ち運びできるWi-Fiとしての用途だけでなく、ホームルーターとしても十分に機能する、自宅のメイン回線としての立ち位置を確立させました。
「WiMAX +5G」と「WiMAX 2+」の機能性の違いは?
WiMAX +5Gの最大の特長は、文字どおり「5G」の回線が使えること。
従来のWiMAXの回線に加えて、auが提供する5Gと4G LTEの回線を利用できます。5Gはまだ対応エリアが限られますが、4G LTEは広いエリアに対応済み。これにより5GやWiMAXの電波が届きにくい場所であっても、自動的に4G LTEにつながるため、多くの場所で安定した通信が期待できるようになりました。
では、従来のWiMAX 2+と比べて、WiMAX +5Gはどのような特長があるのでしょうか。順を追って確認していきましょう。
1. 光回線レベルの高速通信が可能?
5G回線を利用できるWiMAX +5Gの最高通信速度は、下りがおおよそ4.2Gbps*1。理論上は光回線並みの速さでインターネットを使えるサービスとなっています。
- 5G SA対応の「ギガ放題プラスS」プランでデータ端末L13利用時。下り最大4.2Gbpsは5Gの一部エリアでの提供です。上り最大速度は286Mbpsとなります。最大通信速度はご利用機器、提供エリアの対応状況により異なります。また電波の状態、ネットワークの混雑状況により通信速度が低下します。
2. 通信速度制限がない!*2
WiMAX +5Gの「ギガ放題プラス」と「ギガ放題プラスS」プランには、通信速度制限がありません。日常的な利用であれば速度制限を気にすることなくインターネットを楽しむことができます。
WiMAX 2+では、3日間で10GBを使うと速度制限がかかっていました。また、当初はWiMAX +5Gの「ギガ放題プラス」プランにも「3日間で15GB」の制限がありましたが、2022年2月に撤廃。現在は短時間によほど異常な量の通信を行わないかぎり、低速化することはないでしょう。
- スタンダードモード(800MHz非対応)の場合。大量利用では混雑時に速度制限する場合があります。通信モードの詳細はこちらをご確認ください。
3. 通信エリアが大幅に拡大!
WiMAX +5Gでは、サービスに対応した通信エリアが拡大。従来のWiMAX 2+は非対応の地域があったり、地下鉄などつながりにくい場所も多かったりと、不便な場面もあったようですから、これは大きな変化と言えるでしょう。
WiMAX +5Gでサービス対応エリアが急拡大した背景には、auの4G LTEが使えるようになったことがあります。大手キャリアであるauの回線を使えるようになったことで、それまでは電波が不安定だった場所でもつながりやすくなっています。
WiMAX回線とauの回線を併用し、状況に応じて最適な回線に接続することで安定した通信を実現する。これは、WiMAX +5Gならではの大きな魅力だと言えるでしょう。
4. 有料オプションを付けなくてもつながりやすくなった
3の項目と関連して、「有料のオプションなしでもつながりやすくなった」のも嬉しいポイント。
従来のWiMAX 2+では、au回線を利用するために「ハイスピードプラスエリアモード」という通信モードへ切り替える必要がありました。このモードを使用した月は、オプション料金が別途発生する仕組みになっていました。
しかしWiMAX +5Gでは、標準の「スタンダードモード」でもau回線を使うことが可能に。これによって、追加料金なしで複数の回線を使えるようになったのです。
5. 有料オプションを使っても月末まで低速化しなくなった
一方で、WiMAX +5Gでも引き続き有料オプションを利用することは可能です。
「プラスエリアモード*3」に切り替えると、通信可能エリアがさらに拡大。障害物にも強いauのプラチナバンドを使えるようになるため、高速かつ安定した通信を行いたい人にはおすすめのオプションです。
従来のWiMAX 2+のオプション「ハイスピードプラスエリアモード」には、月間7GBの通信制限があり、超過すると通常のWiMAX回線にまで速度制限がかかってしまうという点が大きなネックでした。
しかしWiMAX +5Gのプラスエリアモードは、その上限が30GBにまで拡大。さらに、もし超過してしまった場合も、速度が制限されるのはプラスエリアモードのみとなりました。スタンダードモードに切り替えれば速度制限は適用されないため、通常のネット利用に支障はありません。これは非常にうれしいポイントです。
「有料のオプションの内容が大きく改善された」という意味でも、WiMAX 2+から進化していることがわかりますね。
- プラスエリアモードの月間データ通信量の合計が30GBを超えた場合、当月末までプラスエリアモードでのデータ通信速度を128kbpsに制限いたします。その際もスタンダードモードのご利用には制限はかかりません。プラスエリアモードでのご利用のあった月にプラスエリアモードオプション利用料1,100円/月がかかります。
WiMAX +5Gを選ぶメリットは?
従来のWiMAX 2+と比べて、このような特長があるWiMAX +5G。魅力に感じるポイントも多い一方で、申し込み時の注意点もあります。まずはWiMAX +5Gならではのメリットを整理していきましょう。
メリット1「広いエリアで高速通信に対応しており、快適に使える」
ここまでの説明にもあるような特長を持つWiMAX +5Gは、通信サービスとして高い評価を誇っています。
以前は「屋内ではつながりにくい」「対応エリアが狭い」などの声も少なくありませんでしたが、新サービスでは大幅に改善。改めてWiMAX 2+からの変更点を整理してみると、ユーザーの不満にしっかり対応していることがわかります。
- auの5G回線に対応したことで、通信速度がさらに高速に
- 4G LTE回線も使えるようになり、対応エリアも急拡大
- 3日間の速度制限が撤廃され、スタンダードモードなら通信量を気にせずに使える
- それでも速度に不安がある場合は、さらにエリアを広げる有料オプションも選べる
メリット2「複数の端末で同時接続しても、速度が落ちにくい」
「とにかく通信速度が速い」というイメージも強い5G回線ですが、魅力はそれだけではありません。実は5G通信には、「複数の端末で同時に接続しても速度が低下しにくい」という性質もあるのです。
そのため「自宅でたくさんの通信機器を接続したい」という人にもWiMAX +5Gはおすすめ。WiMAXのルーターなら、スマホやパソコン、ゲーム機などを同時に接続しても、遅延はほとんど発生しないので快適です。
メリット3「工事不要ですぐにインターネットを使える」
WiMAXをはじめとするモバイル回線は、光回線のような開通工事が不要です。申し込みの手続きをしてルーターが家に届いたら、すぐに接続して使うことができる*4ので、工事待ちの期間が発生しません。
据え置き型の「ホームルーター」も同様で、コンセントに挿せば使えるため、とてもお手軽です。申し込みからルーターが届くまでの日数も通常2日~1週間程度。何週間も待たずにインターネット環境が手に入ります。
- サービスエリア内に限ります。電波が伝わりにくい場所では、ご利用いただけない場合があります。
メリット4「モバイルルーターなら持ち運びも可能」
コンパクトな「モバイルルーター」なら、外に持ち出して使うことも可能。普段から外出中に持ち歩いて使うこともできますし、旅行や出張のお供にも最適です。
遠出する場合はサービスエリア内かどうかが気になるところですが、それも対応エリアの広いWiMAX +5Gなら安心です。WiMAXの電波が届きにくい場所であっても、エリアの広いau回線につながってカバーしてくれるので、お出かけ先に持ち出して使い倒しましょう。
WiMAX +5Gを利用するデメリットは?
以上のようにメリットの多いWiMAX +5Gですが、もちろん万能ではありません。「デメリット」というよりは「注意点」と言ったほうが近いかもしれませんが、申し込む前に知っておきたいポイントも整理しておきましょう。
5G回線を利用できるエリアが限られている
その名のとおり「5G」通信を特長とするWiMAX +5Gですが、利用できるエリアはまだ主要都市部や駅周辺などに限られています。
地方や山間部では依然として4G回線がメインとなるため、5Gにはつながらない可能性があります。申し込む前に必ず公式サイトのエリアマップを見て、自分の生活圏が5Gに対応しているか、あるいは今後対応する予定があるかを検索しましょう。
混雑時に速度が制限される場合がある
かつての3日間の制限はなくなりましたが、完全に無制限になったわけではありません。
短期間で極端に大量のデータ通信を行うと、ネットワークの混雑を回避するため、通信速度が一時的に制限される可能性があります。映像を最高画質の状態で長時間にわたって流し続けたり、大容量のゲームファイルをダウンロードしたりする際には注意しましょう。
ルーターが高性能なため価格が若干高い
5G対応ルーターは、従来の4G専用機と比べて代金が高めに設定されている傾向があります。キャンペーンによる割引やキャッシュバックを利用できる場合もありますが、初期費用を抑えたい人には負担に感じるかもしれません。
WiMAX +5Gがおすすめな人は?
このようなメリットとデメリットを踏まえて、WiMAX +5Gがどのようなライフスタイルの人に適したサービスなのかを詳しく解説します。
高速安定通信を求める人
シンプルに高速かつ安定した通信を求めている人には、WiMAX +5Gがおすすめです。
auの4G LTE回線を標準で併用するため、場所を選ばずに安定した通信が期待できます。以前は通信制限や安定性の問題が指摘されていましたが、現在のWiMAX +5Gは、家の中でも外でも快適にインターネットを楽しむのに十分なスペックを兼ね備えています。
速度重視の人
高画質動画のストリーミング再生や、SNSへの頻繁な写真投稿など、とにかく「速さ」を求める人にもWiMAX +5Gは適しています。
特に5Gの対応エリア内なら、光回線に迫る通信速度を日常的に体感できるかもしれません。SNSを見ていて画像の表示が遅いと感じたり、動画再生中に読み込みが発生したりといったストレスから解放されたい人にとっても、WiMAX +5Gは有力な選択肢となるでしょう。
テレワークや動画視聴が多い人
自宅で仕事をするテレワークの機会が多い人や、日常的に屋外で動画配信サービスを利用している人にも、WiMAX +5Gはおすすめです。
スタンダードモードなら日常的な使い方であれば速度制限がかかる心配はほぼないため、長時間のWeb会議や4K動画の視聴も気兼ねなく行えます。
WiMAX +5Gのサービスが真価を発揮するのはこれから!
以上、WiMAX +5Gについて説明してきました。WiMAX 2+と比較すると、より一層進化していることがわかりますね。
これまで弱点だったつながりやすさや速度制限が見直された現在のWiMAX +5Gは、5G対応エリアの拡大に伴って、ますます魅力を増していくサービスだと言えるでしょう。
BIGLOBE WiMAX +5Gとは?
WiMAXのサービスは複数のインターネット接続サービスから提供されていますが、なかでもおすすめなのがBIGLOBEが提供する「BIGLOBE WiMAX +5G」です。
BIGLOBEはKDDIのグループ会社。長年にわたる通信事業の実績があり、通信品質とサポートに定評があります。
最低利用期間と契約解除料がないのもポイント。いわゆる「○年縛り」のような制約がないため、解約する場合でも「この月に解約しないとお金がかかるから……」と意識する必要がありません。契約・解約ともに気軽に進めることができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
支払いについては、クレジットカード決済はもちろん口座振替でもOKなので、都合のよい方法を選ぶことができます。
もっと詳しく知りたい方はこちら
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Contributor けいろー