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Moto G5レビュー|使い心地は?G5 Plusとの違いは?

Moto G5レビュー|使い心地は?G5 Plusとの違いは?

Motorolaから2017年3月に発表されたSIMフリースマートフォン「Moto G5」。

決して高性能を売りにしたモデルではありませんが、手頃な価格、ほどよいシンプルさ、使い勝手のよい便利な機能を備えた魅力ある機種です。

 

今回はMoto G5について、デザインや使い勝手など、実際に使ってみて感じたポイントをまとめて紹介していきます。

開封時から“気分を上げる”要素

Moto G5は2017年5月現在、BIGLOBEモバイル価格で23,280円(税別)で購入できます。価格の手ごろさはまさに“格安スマホ”という言葉のイメージとも合いますね。

一方で、価格が安い=使うために必要なものが揃っていないのでは?と不安も抱きます。

 

まずはこの点についてMoto G5をチェックしてみました。

Moto G5のパッケージに同梱されているもの一式がこちら。

スマホ本体以外に、充電用のアダプター、ケーブル、説明書・保証書、そしてイヤホンとひと通り入っています。

 

例えばイヤホンなどは「ハイレゾ対応で高音質」などの高級品ではありませんが、少なくともスマホ本体を買えば、あとはSIMカードを差すだけで“スマホ”として使い始められる内容ですね。

落としてしまう、ぶつけてしまうといった心配があれば、必要に応じてケースや画面の保護フィルムを用意すればOKでしょう。

 

ちなみに開封時点で感じるMoto G5ならではの魅力をひとつ挙げるとすれば、それはズバリ、パッケージや電源を入れた直後のアニメーションのデザインでしょう。

同じシリーズでより高い性能を持つMoto G5 Plus同様、パッケージは色鮮やかで目を引く、ある意味“スマホらしからぬ”デザイン。

 

また電源を入れた直後に表示されるアニメーション(ブートアニメーション)もカラフルでポップ。

新しいスマホの購入直後は誰しもワクワクするものですが、その気持ちをさらに高めてくれること、間違い無しですよ。

 

起動後にきちんと使えさえすればOKともいえますが、楽しく使い続けるためには、意外とこういうちょっとしたポイントは効いてきます。

過去に同じ価格帯のスマホを購入した経験がある場合はなおのこと「この価格なのに、こんなに凝ってるの!?」と嬉しい意味で驚くのではないでしょうか。

無理なく、でもこだわりを感じるデザインがイイ!

続いてさっそくデザインを見ていきましょう。

Moto G5が搭載する画面のサイズは5インチ。現行のスマホでは標準~やや小さいものといえます。

最近では大きな画面を搭載するスマホが多くなっていますが、画面サイズを大きくしすぎないことで、適度な持ちやすさを感じますね。

画面の下にはロック画面の解除に使える指紋認証センサーも搭載します。

背面は色味がかなり金属っぽいですが、素材は樹脂(プラスチック)です。

ややゴロリとした丸みも感じられ、かわいらしい印象も。

横から見ると、端から中央にかけて、ゆるやかに丸みを帯びていることがわかりますよね。

大きすぎない画面サイズに加えて、この丸みも持ちやすさに大きく貢献しています。

細部へのこだわりを感じるのが、背面中央にデザインされた「M」のロゴマーク。

こちらは単なるプリントでなく、よく見ると凹凸のある立体デザインとなっています。

Moto G5の本体に使われる主な材質は樹脂(プラスチック)で、価格の安さからも想像できるとおり、金属やガラスといった見栄え・質感のよい素材は多く使われていません。

それでも細部にきちんとこだわりと工夫が感じられ、無理をせず、できる範囲でデザインを整えていることがわかります。

 

またMoto G5では、背面カバーとバッテリーの着脱も可能です。

SIMカードやmicroSDメモリカードもカバーを外して差し込みます。

カードのスロット(差込口)は全部で3つ。SIMカードスロットが二つ、microSDメモリカードスロットが一つです。

SIMカードとmicroSDメモリカードのスロットは兼用となっている機種も多い中、三つのカードが同時にさせるのはうれしいポイントですよ。

2017年5月時点では非対応となっているものの、Moto G5では、2017年夏頃に配信予定のソフトウェア/アップデートで4G+3Gの同時待ち受けをサポートする予定も。

業務用とプライベート用、あるいは特徴の異なるプランで契約した2枚のSIMカードで同時に音声通話の待受ができるため、これまで2台持ち歩いていたスマホを1台にまとめるなど、使い方の幅も広がります。

 

ちなみにここでは少しストレスを感じてしまった部分も。

ズバリ、SIMカードやmicroSDメモリカードの着脱がしづらいということですね。

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各カードスロットはトレイに乗せて側面から差し込む、あるいは押し込むとカードが飛び出してくるといった構造ではありません。

差し込む時はよいですが、抜き出すときは摘んで引っ張るしかありません。細かい作業が苦手だと、イライラしてしまうかも。

 

頻繁に行う作業ではありませんが、使い始めでストレスを感じてイヤになってしまわないよう、事前に知っておくとよいポイントだと思いますよ。

メモリやスペックについて

次は使い勝手に大きく関わる、ソフトウェアの設計や動作についてです。

Moto G5は8つのコアで動作するプロセッサに、2GBのメモリ、16GBの内蔵ストレージを搭載しています。メモリとストレージの容量は控えめですね。

ただし、ストレージについては、microSDメモリカードを使えば外部ストレージとして容量が拡張できます。

 

プロセッサの処理能力もほどほど、メモリの容量も大きな余裕はないため、スマホとしての基礎性能は価格相当といったところ。

負担の大きなゲームも遊ぶことはできますが、ゲームの使用頻度が高いのであれば、正直なところ少し予算を足してでも、より性能の高い機種を選ぶほうがオススメではあります。

 

一方で主な使い方が電話、メール、インターネットの閲覧、SNSといったライトな内容であれば、処理能力はあまり気にする必要もありません。

どういった使い方をする予定かを想像して、ぜひ機種選びの際に参考にしてみてください。

Moto G5ならではの魅力

その1.プリインストールアプリが少ない

ひとつめは、初期状態でインストールされている“プリインストールアプリ”が非常に少ないこと。アプリドロワー(アプリ一覧)で数えてみると、25個でした。

一般的にはキャリアから販売される製品でなくとも、プリインストールアプリの数は30~40個前後が平均といえます。

 

たくさんアプリがあると使い勝手も広がり便利ですが、その代わりに容量の限られたメモリとストレージを圧迫する恐れも。

どうせなら自分が使いたいアプリを詰め込みたいものですよね。

 

無駄なアプリがインストールされておらず、空き容量も多いことは、よりスマホを自分色に染めやすい条件として、大切なポイントですよ。

その2.ジェスチャー操作機能「Moto Action」

特長のふたつめは、独自機能の「Moto Action」と「Moto Display」。

 

Moto Actionはジェスチャー操作機能です。

設定画面からあらかじめ有効にしておくと、基本的な操作や便利な機能の呼び出しを、ジェスチャーで行なえるようになります。

たとえばナビゲーションキーは初期状態で画面上に表示されていますが、「ワンボタンナビ」機能をオンにするとこれが画面上から消えます。

そのぶん画面を広く使うことができる、というわけですね。

「え、でも操作はどうやって?」と思うかもしれませんが、Moto G5では、画面の下にある指紋認証センサーへのジェスチャーでホームや戻る、アプリ使用履歴といった操作に対応します。

 

また地味ながら意外と便利なのがフラッシュライトを点灯/消灯させる操作。

端末を2回「シュッシュッ」と振り下ろすだけで点灯/消灯できますよ。

わりと素早く振らないとジェスチャーとして認識されないため、誤作動することもまずありません。

夕方以降の暗くなった時間帯に、さっと懐中電灯として呼び出せる、おすすめの機能です。

 

またもうひとつのMoto Displayは、時刻やメッセージ受信などの通知の有無を、画面を点灯させずに確認できる機能です。

スマホを手に持ち軽く持ち上げると、確認用のシンプルな画面が点灯します。

常時この画面が点灯し続けているわけでもないので、バッテリーを無駄に消耗しないこともよいですよ。

 

そして機能として忘れてならないのが、指紋認証。

ここまでも何度か登場した、ディスプレイ下にあるセンサーへタッチすることで、指紋認証によるロック解除が可能です。

認証精度が高いことはもちろん、認証にかかる時間もかなり短く、ストレスなく使える機能です。

登録できる指(指紋)の数も最大5つまでと多いですよ。

複数の指を登録しておけば、Moto G5を手に持った状態でも、置いた状態でも、快適に使えますね。

 

特徴として紹介した「プリインストールアプリが少ない」「独自のジェスチャー機能を搭載する」「指紋認証が使える」という3点は、実はMoto G5だけでなく、最近のMotorola製スマホの多くに共通するポイントでもあります。

重要なのは、こういった機能が低価格なMoto G5にも搭載されている、ということ。安くても使い勝手が意識された設計であることを感じさせられますね。

バランス重視。ほどよく撮れるカメラ

最後はカメラ。Moto G5が背面に搭載する1,300万画素のメインカメラをチェックしてみます。

 

こちらは標準カメラアプリのプレビュー画面。

スマホを横向きに構えて持った場合、左右に設定アイコンやシャッターボタンが並びます。

ピント合わせはフォーカスする部分をタッチする方式のほか、画面上に表示された円をピントをあわせたい場所に重ねる方式の2種類が用意されています。

後者は少し珍しいタイプなので、はじめはなかなか戸惑うかもしれません。

ちなみにメインカメラは「像面位相差オートフォーカス」と呼ばれる、高速オートフォーカス技術もサポートします。より高価な機種と比べると物足りなさは感じますが、それでもピント合わせに抱くストレスはかなり少ないですよ。

 

ここからは3枚、実際にカメラで撮影した写真も例として載せておきます。いずれもオートモードで撮影し、写真に加えた加工はリサイズのみです。

まずは道端で見つけた色鮮やかな花。

夕方近くでしたが、天気は晴れており、明るさも十分。目で見た印象とも大きく変わらず、とてもキレイに記録できました。

 

次も道端で見つけたつくしをパシャリ。

本当はもう少し接近して撮影したかったのですが、ピントが合う距離を探るとこれが限界でした。細かい部分まで記録はできていますが、近づいて撮影する“マクロ撮影”はそこまで得意でなさそうです。

 

最後はスマホで撮影する頻度NO.1といっても過言はなし。料理を撮影。

明るさはやや控えめな屋内での撮影でしたが、頭上の照明を活用し、なかなか明るく撮影できました。肉や野菜の輪郭、そして食欲をそそる油のツヤも含め、おいしそうに撮ることができましたよ。

 

カメラについては高性能、大きな強みがある、という内容ではありません。どちらかといえば、全体的な扱いやすさのバランスを考えて調整されているといえますね。

さきほども触れたとおり、ピントを合わせる方法がやや独特なので慣れこそ必要ですが、そこさえクリアすれば、価格以上のクオリティの写真も撮影できる性能はアリ!ですよ。

 

なおカメラアプリの呼び出しにもジェスチャー操作は使用可能です。

設定画面またはカメラの設定項目から「Quick Capture」を有効にすれば、消灯時・点灯時を問わず、Moto G5を手に持ち、2回ひねる動作であっという間にカメラが起動できます。

このひねる動作、試してみると意外とクセになる楽しさがあります。

日常で行う動作ではないため、カメラを誤って起動してしまう心配もなく、こういった点も使いこなせるようになれば、さらに楽しくMoto G5が使えることでしょうね。

Moto G5とMoto G5 Plusの違い

MotorolaからMoto G5と同時に発表されたスマホには、より高いスペックを備えたMoto G5 Plusもあります。

ここまで紹介したとおりMoto G5も価格を考えるとかなりよくできた1台ですが、それはMoto G5 Plusも同じ。

 

ではどちらにするか迷ったらどうすれば?という点については、本体の質感と主な使い方で判断することがおすすめです。

まずこの2機種がそれぞれ搭載する画面のサイズは0.2インチ異なりますが、その割に本体自体のサイズ差は感じません。

 

一方で目立つ違いのひとつが外装に使われる主な素材ですね。

Moto G5はプラスチックが大半を占めますが、Moto G5 Plusは金属がメイン。手に取った際の質感にはしっかり違いが感じられます。

 

また同時にたくさんのアプリを起動する場合やゲームのような処理能力を求めるアプリを使う際にポイントとなる、プロセッサの能力やメモリの容量も大きく異なります。

出先で少し調べ物ができればOKといった軽い使い方を想定している場合はMoto G5を。

一方どうせ買うならアプリもいろいろインストールして、しっかり使ってみたいという場合はMoto G5 Plusを選ぶのがよいでしょうね。

まとめ

BIGLOBEモバイル価格で23,280円(税別)と非常に手頃なMoto G5。

まさに“格安スマホ”の呼び名もぴったりな感じがしますが、実物を手に取り、使ってみると「この価格でこんな機種が買えていいの?」と思う可能性も十分にある、とてもよくできたスマホです。

 

とくにはじめてのSIMフリースマホで失敗はしたくないけれど、かといっていきなり奮発して高い価格の機種を購入することにも抵抗がある。そんな方にこそ、ぜひオススメしたい1台ですよ。

 

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※本記事の内容は2017年5月16日現在の情報です。

Contributor

まきはら とよかず

1986年生まれ。仙台在住。スマホなどに関心が強く、趣味で海外製品の個人輸入も。ややマニアなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」も更新中。

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